「いきなり移住」はギャンブルだ。働きながら通える「大人のフィールドワーク」が始まる
地方移住や二拠点生活への関心が高まる一方で、私たちはその「難しさ」も薄々勘づき始めている。
「カフェを開きたい」と意気込んで移住しても、地域の物流や人の流れを理解していなければ半年で詰む。「農業をやりたい」と思っても、販路や地域コミュニティとの関わり方がわからなければ孤立する。
地域で暮らす、あるいは地域でビジネスを起こすには、都会とは全く違う「お作法」や「常識」が必要になる。「地域ならではのルール」を、働きながら1年かけてじっくりと身につける、そんな新しい「学びの場」が2026年4月にスタートする。
「点」ではなく「面」で地域を見る
NPO法人地球のしごと大學が開設を発表した「農山漁村まちづくり學部」は、まさにそんな「地域の仕組み」を学ぶためのプログラムだ。
特徴的なのは、そのカリキュラムの広さだ。
農業や林業といった「産業」だけでなく、エネルギー、福祉、そして祭りなどの「文化」まで、全40以上の講座を通して体系的に学ぶ。
なぜ、そこまで幅広く学ぶ必要があるのか。
それは、「たった一つのビジネスが成功しても、地域全体(インフラやコミュニティ)が崩壊すれば、暮らしは成り立たない」からだ。
地域に関心をもち始めると、『単一事業の成功だけでは、地域は守れない。「点」から「面」へ』という言葉にハッとする方は、多いのではないだろうか。
地域の全体像を理解し、「農」と「福祉」、「観光」と「エネルギー」といった異なる要素をつなぎ合わせることができる人材こそが、今、地方で最も求められている。
「オンライン」ではわからない手触りを
本プログラムの最大の売りは、徹底した「現場主義」にある。
北海道から四国まで、日本各地のまちづくりの現場へ毎月フィールドワーク(視察)に出向く。
講師は、その地で実際に課題と格闘している実践者たちだ。
ネットで検索すれば「成功事例」はいくらでも出てくる。しかし、その裏にある泥臭い調整や、失敗の歴史、現場の空気感まではわからない。
「土日祝日」を中心としたスケジュールが組まれているため、東京で今の仕事を続けながら参加できるのも、リスクを抑えたい大人にとっては嬉しい設計だ。
「学ぶ」ことは、最大のリスクヘッジになる
移住やローカルキャリアにおける最大のリスクは「孤独」と「無知」だ。
この学部に参加することで得られるのは、知識だけではない。
「地域おこし」を志す最大40名の同期(仲間)や、全国のトップランナー(講師陣)とのネットワークだ。
もしあなたが将来、どこかの地域へ移住した時、ここで出会った仲間やメンターの存在は、何物にも代えがたいセーフティネットになるだろう。
対象となるのは、移住検討者はもちろん、企業の新規事業担当者、行政職員、そして「関係人口」として地域と関わりたい人たち。
受講検討者に向けた説明会が、2月上旬に開催される。
いきなり退職届を出す前に、まずは「週末のフィールドワーク」から始めてみる。
それは、あなたの人生を大きく変えるかもしれないが、決して無謀ではない、極めて「ベターな選択」の第一歩と言えるだろう。
【Information】
地球のしごと大學「農山漁村まちづくり學部」
- 開講期間: 2026年4月〜2027年3月
- 形式: 日本各地でのフィールドワーク(全40講座以上)
- 定員: 40名
- 説明会日程: 2026年2月1日(日)、3日(火)、5日(木)
詳細・説明会申し込みは公式サイトから
https://college.chikyunoshigoto.com/about
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